第104話気だるい

は~い。天然おパンツです。


バカ。お前元気ないな。


天才。うん、インフルエンザ。


バカ。そうなんだってお前1週間は漫才したらいけないんだぞ。


天才。その決まりって誰が決めたの?


バカ。偉い医者の先生やろ。


天才。俺は天才やで。


バカ。知っとるわ!


天才。俺は、偉くない医者が決めたと思うねん。


バカ。何で?


天才。偉くなるためや。


バカ。まぁ、みんな偉くなりたいからな。


天才。だから俺はインフルエンザ漫才してんねん。偉いやろ?


バカ。偉くないわ。今すぐ家帰ってタミフル飲んで寝ろや。


天才。俺はインフルエンザと戦う。そしてお前は俺のタミフルになってくれ!感動するやろ。


バカ。カッコいい台詞やな。でもな、タミフルにはなれんよ、さすがに…。


天才。凡人やな。そこは、タミフルビームとか言って治せや!


バカ。ほとんどむちゃくちゃやな。


楽屋にてー。


天才。てか、お前がインフルエンザやろ?


バカ。バレた?


天才。タミフル飲んどるやん。しかもZEROカロリーで。


バカ。お前は、偉い漫才師やで。


天才。正月に実家帰ったらおかんに泣かれたわ。おとんは、俺の出てる記事やテレビを録画して天然パンチ記念館作ってたわ。


バカ。それは親バカやな。


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