第8話人間以外


はーい、どもども二人合わせてもZEROカロリーです。



天才、最近悩んでてな。


バカ、なんや?


天才、人間以外の者になりたいねん。


バカ、スゴい発想やな。


天才、前世とか来世とか信じるか?


バカ、現世に生きててこんな売れない漫才師になっとるんやから前世も来世も信じれるかい。


天才、そうやな。


バカ、納得するなや!ここでツッコミ入れないんかい!


天才、お前バカやろ!


バカ、バカや!お前にツッコミ入れてもらえん日には落ち着いて眠れんわ!


天才、来世に期待やな。


バカ、何でやねん!何になりたいねん?


天才、わたしは、貝になりたい。


バカ、なんでやねーん!



楽屋


バカ、「お前、貝になりたいはないやろ?あれは真面目な話やで。」


天才、「確かに何回観ても号泣や。」


バカ、「だからダメなんや…。客席シーンやったで。」


天才、「いや、違う、号泣や。」


バカ、「勘違いやで、メチャメチャ花粉症だったんだよ!」


天才、「泣かせる漫才も良いな。」


バカ、「バカな俺が言うとお前はバカやろ?」


天才、「バカだな…。バカもたまには良いなバカ。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る