第4節 光

瞼を閉じると闇の中に残る光の残像


瞼の裏側の世界はほんとの現実?


それとも夢?


枯れた心に付け入る闇


まぶしく感じる瞼の裏側


「いっそすべて消えてしまえばいいのに」


けれど後に与えられる温かさに


思ったことを後悔する


僕たちは光に照らされて


その後ろにできた影は


とても寂しがり屋


光で温めれた僕の身体に


そっと寄り添う


戸惑うけどさ


付き合ってやるさ


お前も僕の一部だからさ


それを温かく見守りながら


照らし続ける光


ゆらゆら揺れる光





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る