詩etc…

卯月あるご

恋 麻薬


そう、例えるなら、


"恋"とは、麻薬と同一性の中毒を持つ。


何故なら"あれ"は、一度、"心"に摂取すれば、


苦しくも心地好い動悸が、


身体中に痛みを伴う快感を送り続け、


脳からは絶えずエンドルフィンが分泌され、


恍惚が人としての自己全てを包み込む。


そうもなれば、やがては、


人は"恋"では足らず、


"愛"を求め続けるようになる。


末期の中毒者の出来上がりという訳だ。

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