オリジナル詩

西崎 愁

「駅」

僕らは流星に乗っていた

行き先は光の速さで近づく

皆、キラキラと先を見てた


周りには誰も目を向けずに


快適な旅はやがて

終着点に辿り

どこまでも続くような

道は終わる


通り過ぎた星の煌めき

僕らは流星から降りて行く


それぞれの大切な人が待つ場所へ


いくつもの笑顔がみてとれる


旅の途中で遠くに見えた

あの壮大な心惹かれる景色は

僕を掴んで離さない



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