第38話 エントリー
「ソウタちゃん朗報だよ〜カツヤちゃんのチームに加わってくれるってさ」
「本当か新城?」
「ああ、前はあんなこと言ったが、西沢と対戦して気が変わったよ。俺も全力でやらせてもらうぜ!」
「サンキューな新城、それに西沢もな」
「えへへ、それほどでも〜」
「じゃあ、今日カードショップに集合な」
「おう」
駅前のカードショップに行く約束をし、俺は学校の授業に備える。頭の方が以前と比べて回転するようになってきた。授業が終わる。時間は3時30分だ。学校からカードショップへは30分くらいだ。
「新城、そろそろ行こうぜ」
「ああ」
「カツヤちゃん、もしかして伊波ちゃんと一緒に帰れないのがさみしいとか?」
「そんなことねぇよ、ほらさっさと行くぞ」
新城は俺たちに催促をし、そのままカードショップへと向かった。
「いらっしゃい、今日は3人ですか?」
「はい、そうです。僕たち大会のエントリーをしにきました〜」
「そうですか!ならこちらの用紙に名前をお願いします」
新城カツヤ、沖田ヒロト、伊吹ソウタ。3人の名前をエントリーシートに書く。大会は明日だ。なんとか今日までに人数がまとまってよかったと思う。参加者は今の時点で20人近くいて、その中には手塚カケルの名前もあった。どうやらカケルのやつもこの大会に参加するようだ。
「カケルちゃんも参加してるとはね〜こりゃ一波乱ありそうだね」
「ああ、楽しみだな」
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