割れた心はお前を突き刺すナイフ

天堕 おとは

闇夢世界

暗い

どこにも出口はない

ただ一つ見つけた灯も

すぐに消えていった


暗い

閉め切ったこの部屋

逃げ出したはずなのに

閉じ込められてた


暗い

表情もなく

伸びた髪の下の眼は

ひどく濁ってた


ああ今日も太陽が昇る

逃げるように蛍光灯を消した

眼を閉じ堕ちて行く先は

私だけの優しい世界

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る