第77章 恩

「私の新しい家にご招待します!」

悪美は正一の家に招待された。これから同居するのだ。

「ごめん。正一君。こんなダメ熊人形で。そして魔の塊を・・・」

悲しそうな悪美を正一は

「いいんだ。君なら。だって命の恩人じゃないか!どこがダメなんだ?」と、元気づけようとしたが、

「でも、私だって助けてもらったし、それに、私は自分を捨てたの。」と、泣き出してしまった。正一は冷静に

「でも、多久さんの人々を救ったんだよ?」

と、教えてあげた。悪美は号泣して、

「こんな人形だけど大切に使って。」

と、言った。


正一は仕事に出かけようとしていた。私は

「人形としてここにいるから。私はなにもできないけど、話せる熊人形として・・・いや、本当に何も出来ない。」と、情緒不安定になっていた。正一は昔、悪美に言われたことをそのまま言った。

「病んじゃだめだよ。」

その言葉は悪美の心に響いた。そして、正一は

「君こそまだ未来があるんだ。だから、普通にしていて。」

と、言って仕事に向かった。



一方天界では真池琉がお爺ちゃんの「精屋 二助(せいや ふたすけ)」に悪美を元の姿に戻してほしいとお願いしているところだった。しかし、二助はなかなか話に乗ってくれなく

「相手は魔族だし。」と、言われた。

「孫が苦しんでいるのよ!?」

真池琉は少しキレた。その後も二助はグジグジ言っていた。



「おい!桃光来い!」

佐古理先輩のお呼びだ。

「何~さこりん♥」

桃光はテンションMAXで佐古理のところに言った。すると

「悪美を人形にした犯人はお前だ。」

言われ、桃光は慌てて

「私は無罪よ!」

と、言ったが。

「全て見ていた。お前は退学だ。」

そう言って、退学処分を受け渡された。

桃光は号泣した。そのとき、警察がやって来た。そして、桃光は薬物使用罪で逮捕されたのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る