第8章 マチル転入

「今日転入してきた。マチルちゃんです!」

担任の先生の声がクラスじゅうに響き渡った。俺は、マチルからこのことを一度も聞いてなかったのでとても、驚いてしまった。そんなときゴリ山が、

「何だ?あの虫・・・あれがクラスメイト・・・はっ うぅ・・・」と挙動不審になっていた。そのとき!先生が、

「ゴリ山平ノ助くんの、隣へ」と言った。マチルがゴリ山の隣まで来て

「よろしく♪平ノ助くん♥」と言っていた。ゴリ山はなんか、考え事をしている、ようだった。


ゴリ山が(何故胸がドキドキするんだ。これって恋!!でも相手は虫だし~。)と葛藤をしているとき。

「ゴリ山くん!」とマチルに声をかけられた。ゴリ山はあわてて

「はい!」と返事をした。マチルは

「教科書見せて~」と言った。そしたらゴリ山は

「はい♥」と言った。ゴリ山はあきらかにおかしくなっていた。


給食の時間。うちのクラスは給食がカレーでもたくさん残るクラスだ。それなのにマチルがたくさん食べるのだ・・・。そこで、いつも一番給食を食べるゴリ山がマチルに給食を全部あげてしまった。何があったのか?と、まわりはとてもザワザワした。ゴリ山はそのとき、(食べるマチルちゃんかわいい♥)と思っていたのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る