第32話 アメをくれ!

休み時間に


隣の席の女の子が


レモン味のアメの袋をあけて


アメをなめだした


だから、俺は


「旨そうだな!一つくれよ」


と、言ったら


「んっ!」


と、舐めていたアメを唇にはさんで


これを舐めろ!と、やってきた


「いや、俺は新しいアメを舐めたいんだが!」


「らって、レロチューしらら、ほなじれしょ!!」


ベロチュー!?


その時、クラスがざわついた!!


いや、俺はコイツとそんなこと


してないからなあ!!


そもそもフレンチキスだって!!


「らから、んっ!?」


改めて


唇にアメをはさんで


俺に向ける女の子


「舐められる訳ないだろ!!」


「れって、レスはレロンのアリなんらろお!!」


キスはレモンの味ですか?


「なんだよ!その、訳わかんねー説得は!?」


「らあ、わらった!あららしいのあれるかられをつぶっれ!!」


と、女の子が言うので


俺は素直に


「分かった。目をつぶるから新しいのくれ!!」


目をつぶった


「はい!じゃあ、口をあけて」


俺の口の中にアメが入った


「きゃーー!!」


周りの女子たちの声が聞こえた


なんだ?何があった!?


なんて思いつつ俺は目をあけた


「おっ!レモン味旨いな」


「そうでしょ!!///」


顔を赤らめ嬉し恥ずかしな表情の女の子


てか


「お前、今まで舐めてたアメどうした!?」


女の子の口の中のアメの行方が気になる


が、それより!


なぜだか、男友達の視線が痛かった

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