文)No.43「タイの冠婚葬祭」

 タイの冠婚葬祭事情はどうなっているのか————。


 まずは、結婚式。

 新郎側が新婦側に日本で言うとこの「結納」みたいなものをして結婚はきまる。

 まぁー、これも今の日本と同じで必ずしもしなくてもいいようだが、一般家庭では常識となっている。現金や金(Gold)、車、、家、などなど男側の甲斐性によって「松竹梅」はあるようだ。

 結婚式、披露宴を含めて三日〜一週間ほど婚儀は続く。その間、飲めや歌えやの大騒ぎ。食事、酒の用意は全て負担。ただ、田舎に行けばご近所からの持ち込みってのもあるようだ(ご祝儀代りに)

 ってなことで、タイ人ワーカーも結婚休暇として普通は五日〜一週間くらいは休みを取る(取りやがる)。

 あと、タイでは「婚姻届」を出していない夫婦が多いってこと。事実婚っていうのか、もしくは男側が縛られるのを嫌うとか、女性側も愛想尽かした男からさっさと別れやすくするため、ってのが本音かもしれない。



 次は、お葬式。


 こっちもまた、日本のお通夜、葬儀、骨上げといった二日〜三日という期間じゃなくてお通夜が数日、葬儀も(三日、五日、七日)と奇数日続く。飲めや歌えやではないが、毎晩親戚縁者で飲み明かし、食べ明かす。こちらも昔は土葬であったが、近年は火葬が普通になっている。日本では火葬場とお寺さんは別だが、タイではお寺に火葬場が付属している。

 ただ、日本と違うのは「お墓」がない。いや、ある地域もあるのだが、日本のような墓石仕様とか蘇東坡とかはほとんど見かけない。

 骨灰は納骨堂や自宅で保存、もしくは土にまいたり、川や海に流すことが多い。

 あと、爆竹、花火で故人を偲ぶってのは、当然日本にはないですね。



【駐在員心得】


一応、会社規定で祝い金や香典の額は決まっているのが普通だが、結婚の場合は個人的に包んでやるのが普通かと。500〜1000バーツくらいでしょうか。

まっ、あっちから勝手に招待状持ってきますけどね(笑)別に出席してほしいわけではないのですが、「お祝い金」頂戴ッ、ってことです。





|..............λ   んじゃ、今日はこの辺で。


                   by ピエ太


 


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