新世代《しんせだい》デザイン[その他]

 【四阿の月食】以降に流行りだした魔生機甲レムロイドのデザインを言う。

 具体的には、【東城 世代セダイ】のデザインに影響を受けたデザイン。


 それまでのデザイン(旧世代デザイン)は、基本的に魔法生物ゴーレムを武装させるという考え方で、「鎧を着たゴーレム」というコンセプト。

 結果、フレームは自然と有機的なデザインとなっていた。

 これには、主なシリーズとして、「騎士ナイト(戦士)タイプ」や「武者武者(武士、侍)タイプ」などがある。


 対して世代セダイが見せたデザインは、フレーム部分からして「魔法生物」ではなく「ロボット」であり、それまでのデザインとは根本的に異なっていた。

 そして、その世代セダイ魔生機甲レムロイドが大活躍をしてしまったため、一気にロボット的デザインが流行り始めた。


 まずは、実際に四阿で世代の【ヴァルク】等を見た魔生機甲設計者レムロイドビルダーたちが、インスピレーションを受けてオマージュし始めた。

 そこから爆発的に広まっていった。


 ただし、多くは「見た目デザイン」だけであり、本質的には旧世代と大差なかった。

 第一部終了時点で、正しく世代セダイのコンセプトを理解したのは、三大名工の【長門ながと 大門だいもん】だけであったが、その長門も機能的に世代セダイのデザインを再現することはできなかった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る