魔生機甲レムロイド ～ 魔生機甲設定書《コルモア》

四阿の月食《あずまやのげっしょく》［出来事］

　第三魔法歴５１６年３月末日。

　日本大陸にある【木通（あけび）】という町と、【四阿（あずまや）】という街が解放軍【新月（ニュームーン）】に襲撃された。

　解放軍は、新型の魔生機甲（レムロイド）を使い、警務隊の魔生機甲（レムロイド）をすべて撃破。

　【木通】は２／３の人口を失い、占拠された。

　【四阿】にも１０機もの魔生機甲（レムロイド）が襲い来て、占拠は時間の問題と思われた。

　しかし、そこに【東城　世代（セダイ）】の魔生機甲（レムロイド）が現れ、１０機を撃破。

　さらに別の世代（セダイ）の機体が、【木通】も解放軍も殲滅した。

　その解放軍の襲撃から、世代（セダイ）の功績までを含めて、この争いを【四阿の月食】と呼ぶようになった。

　由来は、【四阿】にて世代（セダイ）の乗った魔生機甲（レムロイド）【ヴァルク】が太陽の前に影のように現れ、月（【新月（ニュームーン）】の【フルムーン・アルファ】という魔生機甲（レムロイド））を沈めたから。

　太陽の影で月を沈めたことを「月食」にたとえている。

　この事件がきっかけで、一気に世代（セダイ）の名前は広まり始めた。

　ただし、もともと【新月（ニュームーン）】の目的は、世代（セダイ）とその魔生機甲（レムロイド）の確保だった為、世代（セダイ）は仲間と共に、この事件の後に【四阿】を去っている。