第60話 君がいるしね(仮)






いくつもの夜が過ぎて







いくつもの朝を迎えて




止まない雨をまとって



たくさんの嵐を抜けて




いろんな空を越えて



たくさんのひとに出逢って 別れて




数え切れないほどの傷と経験を手に

周りを見渡してみても



その俺の想いは


今は触れることも出来ない、君だけのもの。




そう。


きっかけを見つければ

いつだって出逢えるよ




うん。



待ってて


追いつくから。








きっとこれは運命かも

何億年も昔からの

ずっと変わらない決まり事


長い時に埋もれてるだけ

きっかけを見つければ

いつだって出逢える


それは寄り添う影

心の隙間になんて 誰も入れそうにないほど

こんなにも胸が熱いよ



あっちもこっちも見れない

心配症な君だもの

いつも君だけをみてるよ


哀しくて死んじゃうくらい

冷たい胸が震えても

君がいるしね





『君がいるしね(仮)』finfen


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る