ショートショート置き場
空美々猫
お前が子供かよ!
今年もクリスマスが近くなってきた。
サンタ補佐官である俺は、例年の如くサンタクロースのじいさんの家に説得に来ていた。
「なぁじいさん今回も旧式のソリで勘弁してくれよ。頼むよ」
「旧式は性能がのぉ。やはり最新式のものでないと、こっちも仕事に支障が出かねん」
「代わりにトナカイは角の大きいヤツを用意しといたから」
「角!? 角じゃと!! どれくらい大きいんじゃ!?」
「そりゃもう、いつもの倍はあるね」
「コホン……そこまで言うなら乗ってやらんでもないぞ。別に角にはこれーっぽっちも興味無いが、お前さんがそこまで言うならの。熱意に負けたわい。こう見えて懐は深い方なんじゃ。まったくしょうがないのう」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます