第149話 しゃべる冷蔵庫とはなんぞや

 はい、今回はこの話題です。

 もちろん、今やコンピューター制御された家電も珍しくなくなってきているのですが、よろしかったらお付き合いくださいませ~。


 さて、それは昨夜のこと。

 夕食の用意をしていたとき、ダンナの後ろでピピーッと何かが鳴りました。

 もちろん私とムスメはそれが何かを知っています。

 そう、冷蔵庫が「まだ扉が開いてるで~」ってお知らせをしているのです。最近はようありますよね、これ。


「あ。冷蔵庫に怒られた」

 ダンナ苦笑しております。

「うん、怒られたね」とムスメ。

 で、私が言いました。


「『あんたバカぁ!?』 ってアス○みたいに言ってくれたらおもろいのにね~」

「えっ……あああっ!」


 突然ダンナ、嬉しそうになる。

 目がキラキラしとる(笑)。


 はい、ご存知のかたはご存知ですよね?

 かの有名な人気アニメ「新○紀エヴァンゲリオン」に出てくる少女のキャラクター、惣流・ア○カ・ラングレーのセリフが元ネタ。のちの「ヱヴァンゲ○ヲン新劇場版」では名前が「式波・アスカ・ラングレー」に変わっていますが。

 相当きっつい性格のキャラですが、非常に重くてつらい過去もあり、弱くて脆い面も隠しもっている、超人気美少女キャラクターです。

 その口マネをさらにつづける私。

 

「『あんたバカぁ!? 冷蔵庫が開いてるじゃない! 電気代がもったいないでしょ? ちゃんとしてよねッ!』みたいなさー」

「ああっ……ああああっ……! いい、それ、いい!」


 ダンナ、いたくツボに入ったご様子。ぷるぷる震えている。

 さらに追い打ちをかける私。


「もちろん冷蔵庫も、アスカのプラグスーツとエヴァの色でデザインするねん。めちゃかっこええ! オタクに売れそう」

「売れそうやね~。……でもま、そういうのはとっくに会社でもアイデア出してて、蹴られてるんやろうけど」


 ダンナ苦笑いです。

 さすが、そこは広告のプロとしての目をお持ちやね(笑)。


「せやね~。それに、声が聞きたいからいうて冷蔵庫あけっぱにする人続出して、なんやわけわからんことになるもんなー」

「せやねー」

「あっ……でもカヲ○君やったら、今度は女子が買いに走るで!」

「あっ。確かに」


 そちらだったら、プラグスーツの色に合わせて紺色系になるのかな?

 いや、それマジで欲しいかもしれん。○ヲル君の声優さんは石田彰さんなのですが、石田さんご自身のファンもめっちゃ多いし。

 これは売れそう……!


 ってなアホアホ会話を、その後の風呂の中でもつづけていた夜でした~。

 ちゃんちゃん!

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