第84話 清潔なアレとはなんぞや


 残暑お見舞い申し上げます~。

 いやもう、なにが「残暑」か。そう思いません?

 いやはや、毎日うだるように暑うございますねえ。


 皆さんは、今年のお盆はどんな感じになってはりますでしょうか。

 毎年のように気軽に田舎へリターンというわけにもいかない昨今ですが、どうぞ暑さにお気をつけてご自愛ください。そして、なるべく心楽しく過ごしましょう~。


 え? 我が家ですか?

 いや、別に普段となんも変わらんです(笑)。

 家でヲタな映像を観て楽しんだり、ネットしたり絵を描いたり小説書いたりしておるだけで。ダンナは例によって私の分まで例の戦艦の女の子たちのゲームしとるし。いや、仕事にも行ってますけどね!

 親は私の母のみ残っていますが、ごくごく近所に住んでいるので「里帰り」と呼ぶほどの距離ではありませんし。どうということもないです。


 さてさて。

 暑さの厳しい中ですが、ようやく学校も短い夏休みが始まりました。

 とはいえ、ムスメはほぼ毎日学校へ。

 何しに行ってんのかというと、基本的には部活です。


 遅れて始まった一学期のはじめに、「友達ができない……」としょぼくれていたあの情けない顔はどこへやら。

 ヲタがいっぱいいるらしい部に入ってからは、ヲタ友がいっぱいできて、そりゃもう毎日楽しそうです。みんなでワイワイ、帰ってきてからはLI○Eのグループでお互いに、自分の推しについて楽しく夜中まで語り明かしているようです。


 で、ですな。

 ダンナはほぼ毎朝、彼女の制服も洗濯するわけなのですが。

 つい最近の朝のことです。


「ねえ。これキレイにしてもたで」


 と、何かを持ってきた。

 ぽんと目の前に置かれたのは、ムスメの定期。パスケースなどにも入れていない、むき身のままのぺらんとしたやつです。

 昔の紙でできた定期とちごうて、最近のんは磁気カードやからええですよね。洗濯機で回されても、まあぐしゃぐしゃにはなりませんし。

 ムスメはそれを制服ブラウスの胸ポケットに入れたままにしていたようです。

 しゃあないなあ、もう。


 んで、数日後。

 ダンナ、ぽんとまた定期を置く。


「また清潔にしてもたで」

「うおお。またかいな! まったくもう……」


 実はこの数日の間に、ムスメのヘアピンも数本キレイにされていました(笑)。

 まったくもう! ほんまズボラが服きて歩いとる。

 まあ人のことは言えへんけども!


 ではでは~。

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