第32話 夏の思ひ出とはなんぞや

 うわ、ぼんやりしていたらもう二ヶ月も経っていました!

 いえ、別にぼんやりはしていない。ちゃんとお金をいただける仕事方面で働いてたし、小説も更新していた、しかも毎日! 

 えらいで私! だれか褒めてえな、お願い!(切実)

 いやまあ、そんなことはどうでもいい。

 たまたま「ぽっちゃり」のネタがなかっただけです、ほんまです。


 夏の話をするにはもう、かなーり涼しいというのか朝晩は寒いぐらいの季節になってしまいました。みなさんお変わりありませんでしょうか。

 うちも暢気のんきに変わりなくやっております。


 ……んが! 

 ダンナの背中および可愛いお尻にはちょっと変化が。

 なんとあの、真っ白でぽちゃぽちゃの美しい私の(?)ぽっちゃりお肌が、ダニの喰いあとのせいでボロボロに……!


 いや、アレです。

 真夏はもう、暑さがひどくていつもの寝室で寝られなくなる我が家。

 しょうがないので、唯一ちゃんとクーラーの効くリビングに布団を敷くなどして三人で寝る期間があるのですが。

 ダンナはそこに、普段から置いてある床にじか置きのソファ(ベッドにもなるっちゅうやつね)にタオルケットなんか持ち込んで寝ていたのです。で、なんと背中からお尻にかけて、ぽつぽつとおいしく頂かれてしもーたわけで。


 多分、私たちもあっちこっち咬まれてはいるんやろうと思うんですが、そんなにひどくもならずに治っているのでしょう。

 ところが彼の柔肌はそうはいかん。大変デリケートな仕様なので、ちょっと掻くだけでもすーぐにひどいことになってまう。

 起きているときは我慢できるんですが、寝ているときにどうしても掻くみたいなんですな。だからちょっと笑っちゃうんですが、体が硬くて手が届かない背中部分は綺麗に治っていく。見せてもらうと、「ここは手が届く」「ここは届かない」ってしっかりとゾーンが分かれている。なんやもう、マンガみたいです。


 最初のうち、「掻いたらアカン!」ってム○パッチを貼っていたのですが(それも前に使っていた子ども用だったため、ア○パンマンの絵つき・笑)、さすがにおいつかなくなって、このところは絆創膏になってます。

 背中を見ると、どこの戦場から戻ってんと聞きたくなるような悲惨な状態。


「ええ加減お医者(皮膚科)に行きなさい」と言うんですが、

「イヤや、だって恥ずかしいもん!」って断られる。

 まあ確かに、なんぼお医者さんで男子でも、ぺろっとパンツまでおろしてお尻の割れ目の間まで(そこも咬まれている)見られるって恥ずかしいでしょうけども。

 しょうがないので私や娘がお風呂あがりに薬を塗っては絆創膏を貼る日々です。

 困りましたなあ。

 今年の我が家の「夏の忘れ物」ってところでしょうか。

 ちゃんちゃん。

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