君が眠る、その前に

尾岡れき@猫部

よくある昔話

むかし、むかしのおはなしです。

あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。


おばあさんは、川へ洗濯へ。

おじいさんは山へ芝刈りに行きました。


おばあさんが川で洗濯をしていると

桃が次から、次へと

どんどん、どんどん

どんどんどんどん

桃が流れてきました。


天から声が聞こえきます。

それはこの土地を守る、土地神様の声でした。


「婆よ、100を越す桃

この全てに、子宝を授けよう」


桃はどんどん、どんどん

流れてきます。


桃は勝手に割れて、’

赤ちゃんの泣き声がコダマします。


男の子も女の子もいます。

100人の男の子と女の子達が

悪さをする

鬼を退治しに出かけるのは、


まだまだ先のお話でした。

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