◆◆登場キャラクター紹介4◆◆

【フォルマット・ストレイジ】

性別:男

年齢:68歳

種族:イェンス人

職業:特殊交通機動隊 技術長


 メビウス電子の専務、訓馬くんば網信あみのぶの正体。

 ジェイカイザーを作った老科学者、デフラグ・ストレイジの実弟であり、兄とともに若い頃に地球へと亡命した過去を持つ。

 兄と違い亡命後はひとりの地球人として暮らしており、その過程で地球人と結婚もし、現在では大学生の孫娘・訓馬くんば円佳まどかに慕われている。

 類まれなる頭脳を買われ、メビウス電子で定年後も勤務を続けていたが、メビウス電子が黒竜王軍と手を組み、同時に内宮が拉致されたことで会社を離れた。

 その後は贖罪しょくざいのために警察へと身を置き技術長として働く傍ら、ジェイカイザーとそのパイロット・裕太を支援するために活動をしている。

 半年戦争後に地球の住人となったヘルヴァニア人に対して憎しみは持っておらず、人種という色眼鏡で見ることを嫌う。



【ガイ】

性別:男

年齢:25歳

種族:人間族(異世界人)

職業:烈火の英傑


 黒竜王軍の襲来を予期し、異世界タズム界よりやって来た戦士。

 向こうの世界では烈火の英傑として名を馳せた歴戦の勇士であるが、ルアリ界……つまりは現実世界においては戦力の基本ラインが大幅に違ったため、戦いにおいての強さは訓練された兵士並。

 英傑は4人おり、そのうちの一人・閃光の英傑が裕太の母であり彼女を尊敬している。

 そのため裕太を光の勇者と呼び実力以上に評価しており、そのことを裕太には煙たがられている模様。

 正義感が強く、真っ直ぐなところに共通点を感じたのか、代田署の富永巡査と仲が良い。

 黒竜王軍から裕太たちの住む街を守るべく、東目芽高校の用務員として働きながら平和のために戦っている。



魔法騎士マジックナイトエルフィス】

性別:男

年齢:不明

種族:マシナ族(異世界人)

職業:旋風の英傑


 異世界タズム界よりやって来た四英傑の一角。

 マシナ族という機械種族の生まれであり、デフォルメされたキャリーフレーム・エルフィスが西洋鎧を身にまとったような姿をしている。

 四英傑の中で唯一、自身の身体が魔術巨神マギデウスそのものなので生身で戦う。

 その名が示すとおり魔法に長けており、風を司る数々の魔術を難なく使いこなす他、首に巻いているスカーフは風神剣という魔法の剣であり、振るうことで魔剣術を発揮することができる。

 マシナ族はなぜかルアリ界(現実)のキャリーフレームを模したような姿をしている。

 名前の頭についている「魔法騎士マジックナイト」とはマシナ族が一人前になった際に与えられる称号。

 彼の友人には「重騎士ヘビーナイトハイアーム」や「勇技師マシーナリードゥワウフ」といった名のマシナ族が存在する。

 実は妻子持ちであり、故郷に家族を残している。

 ルアリ界における黒竜王軍との戦いが終りを迎えるまで帰れないが、家族とは不断の絆で結ばれており離れていることに関しては問題はない。



【ユミエ】

性別:女

年齢:25歳(肉体年齢)

人種:日本人

職業:閃光の英傑


 裕太の母親が現実世界で意識を失った際、魂がタズム界に転生した存在。

 タズム界に転生した他世界の人物は、全盛期のときの姿で誕生するため、現実では41歳の彼女は25歳の姿に転生している。

 姉御肌な性格であり、人生経験の豊富さからエルフィスとともに英傑の中の重鎮となっている。

 現在はタズム界にて、残る清流の英傑と共に黒竜王軍との戦いを続けている。

 なお、ルアリ界行きのメンバーに彼女が選ばれなかった理由は、転生体であるため元の世界に帰ってしまうと魂が元の肉体に戻ってしまい、魔術巨神マギデウスが使えなくなるからである。



【黒竜王】

性別:男

年齢:不明

種族:黒竜

職業:黒竜王軍総帥


 魔族・魔物・亜人によって構成されるタズム界の一大勢力・黒竜王軍を束ねるドラゴン。

 優れた知性とカリスマ、魔術巨神マギデウス10機分に相当する力と巨体によって魔王として君臨していた。

 タズム界において対抗勢力たる人間族らとの戦いの最中、次なる侵略対象としてルアリ界を選択。

 いくつかの刺客を送り込んだ後に自ら攻撃に打って出るも、まさかルアリ界の戦力が量産機レベルで英傑の魔術巨神マギデウスと同等だとは思っておらず、アメリカ軍の袋叩きによってあっさりと戦死した。

 なお、死骸はアメリカ軍によって回収されたが、その後の行方は誰も知らない。



【ペスター】

性別:女

年齢:不明

種族:魔族

職業:黒竜王軍参謀


 グレイに彼の生まれを教え、彼を黒竜王軍に引き入れた魔族の少女。

 以後はグレイの参謀として傍で支えている。

 ペストマスクのようなクチバシの飛び出た仮面を身に着け、小さな体を常にぶかぶかなローブを纏い隠している。

 参謀ではあるが、実は軍の中でも新人であり精神・経験共に未熟。

 それでもグレイの参謀として選ばれたのは、実は将来的なグレイの失脚を目論むゴーワンの差し金。



【ゴーワン】

性別:男

年齢:不明

種族:竜人族

職業:黒竜王軍総帥


 黒竜王軍亡き後に総帥の座に収まったリザードマン。

 元は黒竜王軍の前線指揮官だったが、実績を認められて黒竜王の片腕の座を手に入れた。

 しかし最初から黒竜王軍のトップの座が狙いであり、スパイから得たルアリ界の戦力を過小に黒竜王に伝え、彼が戦死する一端を担った。

 その後は秘密裏にルアリ界侵略の手はずを整え、その中で内宮を拉致・改造するなど暗躍するが、裕太と英傑達の活躍によって計画を阻止され続ける。

 その失敗が黒竜王軍に伝わったことでトップの座が危うくなり、ヤケになって機械魔獣を繰り出すも敗北。

 ハイパージェイカイザーに敗れた後の行方は不明。



【フリア】

性別:女

年齢:不明

種族:妖精族

職業:黒竜王軍スパイ


 ゴーワンの副官として飛び回る妖精族。

 大きさは手のひらサイズであり、スタンダードな妖精といった外見をしている。

 黒竜王軍のルアリ界侵略に先立って、かなり先行してルアリ界に潜入し、諜報活動を行っていた。

 ゴーワン失脚後は姿を消している。



【カエデ】

性別:女

年齢:不明

種族:人間族

職業:黒竜忍者隊


 黒竜王軍が裕太を抹殺するために送り込んだ刺客

 黒竜忍者隊は同胞である人間族を裏切り、黒竜王軍へとついた経緯のある闇の組織であるが、3世である彼女は幼い頃から教えられた通りに生きているだけで裏切り者という自覚はない。

 黒竜王が倒れ自身も逮捕された後、経緯から保護観察付執行猶予となり、以後はコンビニ店員として更生のため真面目に働いている。

 根が職務を全うする生真面目な人間であるため、ルアリ界たる地球での暮らしにもすぐに順応したという。

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