6月16日(金) 曇り

男が帰宅してしばらくすると呼び鈴が鳴った。

男の脚に纏わりついて玄関に出ると、隣の兄妹だ。

明日、私を触りに来たいと頼んでいる。

男は逡巡し、何故だか頬を弛め、快諾した。


子供らが帰った後、大好きな小さな板を撫でたり眺めたりしながらニヤニヤしていた。



キモチワルイ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る