経費節減のため、時刻表を廃止します!

 今日(※執筆時)の地元はやんわりと晴れております。室温は執筆時で24.5℃。うん、朝晩はすっかり秋だね! これからどんどん涼しくなるんだろうな。

 週間予報によると、特に、10月5日~6日は北日本で雨・風強まり荒天に。その後は寒気が入り、高い山は雪になる見込みなのだそうです。一方、3連休は台風14号由来の雨域が本州にUターンする予想も。天気が荒れるのは勘弁してもらいたいところですね。


 皆さんは英検を取得されていますか? 学生時代に挑戦した人も多い事と思います。この英検に新たな級が誕生すると言う話が舞い込んできました。2025年度から準2級と2級の間に新たな級を設ける予定なのだそうです。

 その理由は、準2級から2級への挑戦に時間がかかっているから。この辺りの難度のハードルが高いと判断したようですね。新しい級の名前は何になるのかしら? ほぼ2級とかかしら?


 さて、昨日は、岸田首相が「大きな変化を力にし、明日は必ず今日より良くなる日本を作るため努力を続ける」と決意を示したり、文科省の調査で不登校の小中学生が過去最多の約29万9000人で前年度比22.1%の大幅増になった事が分かったり、兵庫の阪急園田駅で改札の窓口にいた駅員に果物ナイフを突きつけて脅迫した男が逮捕されたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、駅の近代化に伴う変化の話題です。簡略化する事でコストを下げるのが理由のようですけど、最新機器を使いこなせない人にはキツい話ですな。


 コビッド禍や少子化による経営環境の厳しさを背景に、鉄道の駅のホームから時刻表や時計が静かに去りつつあるようです。コスト削減の他、スマホなどで代用出来る事が大きな理由なのだとか。


 8月、名古屋・栄の市営地下鉄桜通線・久屋大通駅はホーム中央の掲示板3ヶ所に計6面あった時刻表を撤去しました。なくなった時刻表の『跡地』には、スマホのイラストと路線図、QRコードを掲示。スマホをかざしてコードを読み取ると、画面に時刻表などが現れる仕組みになっています。

 9月16日(※執筆時)のダイヤ改定を前に、桜通線は全21駅のホームの時刻表計120面全てを撤去したのだとか。


 撤去の大きな理由はダイヤ改定にかかる経費の削減。新しい時刻表を作って設置すると数百万円のコストがかかってしまうのだそうです。今まで駅に無料で置いていた紙のポケット時刻表も、もう作らないのだとか。


 市交通局は、ホームの電光掲示板で次の列車の時間を知る事が出来るので支障はないと説明しています。担当者は「スマホで確認する人も多く、最新のダイヤの情報も入手出来る。反響をみて他の路線に広げる事を検討したい」とコメントしています。


 時刻表ってひと目で大体の感覚が分かるから便利だったんだけどなあ。経費削減で新しい仕組みに慣れない人を切り捨てるのは淋しいな。数百万円が浮くと言う効果と天秤にかけると、今の決断を選択する気持ちも分からなくはないですけど……。

 地方の赤字路線ほどそう言う節約はした方がいいのかもですね。ただ、そう言う路線ほど若者が少なくて、従来の形を維持した方が喜ばれる気はします。


 時計もねえ、今何時だろうと思った時にパッと見られるから良かったんですよね。スマホだと取り出す手間もかかりますしね。携帯の普及で腕時計をする人も減りましたしね。新しい時代に合わせる事で、便利になったのか不便になったのかですよ。

 とは言え、一度決まってしまうと否応なしに馴染んでいくのですよね。それが日本人です。最近はスマホを使いこなすお年寄りも増えているそうですしね。


 この記事に対するコメントでは『私も93歳の母もスマホを持っていない。2人共杖なので、人員削減の駅中をホームから自動改札脇のブースまで聞きに行けと? スマホ難民・障害者・高齢者切り捨ての愚策だと思う』とか『最低限の情報の公開まで渋るとは、社会のスマホ依存は異常だわ』とか『エクセルかなんかで作った白黒プリント紙でいいからテープで貼っといてくれないかしら。経費はほぼかからないし、必要な人には十分でしょうし』などの意見が多くの支持を得ていました。

 他には、分からん年寄りが駅員に聴くんで仕事増えるで! とか、駅構内にアナログなものを敢えて残すのはとても大切な意味のある事だと言うコメントもありましたね。


 一覧ではこの決定に否定的なものが多かったです。弱者を切り捨てる発想が冷たく感じられたのでしょう。それだけ鉄道の経営が厳しいのかも……。車社会ですし。

 ただ、そう言う人を切り捨てる事がますます鉄道離れを引き起こすかも知れません。一気に変えるのではなくて、残すものは残すようにして欲しかったな。

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