うーん、ちょっと火が弱いな……せや!

 今日(※執筆時)の地元はぐももんと曇っております。室温は執筆時で25℃。風も吹いてきていて、窓を全開にすると肌寒いくらい。

 昨日は関東甲信地方が梅雨入りしたそうです。平年より1日遅く、去年より2日遅かったのだとか。そんな昨日から今日にかけて、太平洋側の各地では大雨が降りました。警報級の大雨が降った所もあったみたいですね。被害的なものが発生していなければいいのですが……。


 昨日は天文関係で大きな発見があったと言う記事がありました。約138億年前の宇宙誕生から数億年後に生まれた最初の世代の星々(初代星)の中に、太陽の140倍以上の質量を持つ巨大な星(巨大質量星)の痕跡が見つかったのだそうです。

 この星の存在は理論的に予測されていたようなのですけど、すばる望遠鏡などを使った観測で初めて裏付けられたのだとか。いやはや、宇宙はロマンですな。


 さて、昨日は、警察庁がアルコール検知器を使用した飲酒検査の義務化を12月1日から開始する方針を明らかにしたり、三重の桑名市立精義小学校で児童同士がトラブルになった際に担任の男性教諭が刃の出たカッターナイフを一方の児童に持たせていた事が分かったり、栃木県矢板市で寝台特急『カシオペア』が敷地内に立ち入っていた3人の撮りのせいで鉄緊急停止した事が話題になっていたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、美容専門学校のレクリエーションで行われたバーベキューで悲劇が発生したと言う話題です。学校側に常識のある人がいればこんな事には……。


 5月(※執筆時)下旬に福岡県柳川市のハリウッドワールド美容専門学校が開催したバーベキューで男子学生4人の服や体に火が燃え移り、1人亡くなってしまっていた事が分かりました。火の勢いを強めようと教員が消毒用アルコールを加えた事で火柱が上がってしまい、引火してしまったのだとか。


 5月24日の午後1時頃、学校から「バーベキューの火が洋服に燃え移った」と言う119番通報があったのだそうです。18~20歳の男子学生4人の服や体に引火してしまい、病院に搬送されたのだとか。

 6月6日の昼前、搬送された18歳の男子学生1人が亡くなってしまったのだそうです。死因は火傷による敗血症性ショックだったのだとか。


 バーベキューは学校敷地内の広場で5月24日午後0時半頃に始まり、学生約470人、教職員10~15人が参加していたのだそうです。

 火をおこすドラム缶を12個用意していたのですが、その内のひとつの火が弱かったため、着火用として準備していた消毒用アルコールを教員が加えたところ、火柱が上がったと言う顛末だったようです。


 古賀学園長は「申し訳ありませんでは済まないです。監督不行き届きでした」と謝罪。第三者委員会をもうけて事故を検証し、保護者への説明会を開く予定なのだとか。


 着火用に消毒用アルコール? この時点で意味が分かりません。もっと別のものがあったでしょうよ。結果的に大惨事になってますし。こう言う事になるかも知れないと誰も想像出来なかったのが残念でなりません。少しでも知識があれば使わなかったはずですのに。

 学園長の謝罪もちょっと筋が通っていませんよね。生徒がアルコールを使ってしまったのなら監督不行き届きでしょう。でも教員が加えているんですよ。先生を止める先生が必要だった?


 多分このアルコールは学校で使っていたものなのでしょうね。着火剤を新たに買うより、これを再利用すればいいじゃんと言う短絡的な考えだったのでしょう。その危険性が周知徹底されていなかった。そうとしか思えません。

 今の服の素材は燃えやすいですからねえ。その点の認識もきっと甘かったのでしょう。アウトドアイベントに詳しい人が計画を立てていればこんな事には……合掌。


 この記事に対するコメントでは『教員? 教員? え? 生徒の悪ふざけかと思ったらまさかの教員?』とか『義務教育でアルコールランプに触れさせないような温室教育続けてりゃこうもなる。東京デザインウィークのジャングルジム火災事故と一緒』とか『『教員が加えた』って有り得ないだろ』などの意見が多くの支持を得ていました。

 他には、これ本当に救いようのないくらいのバカとか、使用上の注意に火気厳禁ってあるだろうにと言うコメントもありましたね。


 一覧ではアルコールを加えた教員に非難が集まっていました。当然ですよね。ただ、着火剤にアルコールを使うと言う話を誰も止めなかったのところに大きな問題があります。つまり学校側が100%悪い。常識のある教員が1人でもいれば……。

 こう言う無知な学校がこの1校だけでありますようにと願うばかりです。

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