　今日(※執筆時)の地元はぽわあんと晴れております。室温は執筆時で１５℃。小春日和すなあ。そろそろ小春でもないか。でも３月になるまでは小春でもいい気がします。３月も上旬はまだ寒いですしねえ。

　地元の梅もかなり満開になってきましたよ。菜の花も咲いていますし……て言うか、菜の花って冬の頃から咲いているんですよね。季節感……。

　少し前に世間を騒がせた回転寿司テロ、また新たな被害が発生しました。この被害店舗もまたスシローです。今度は何をやらかしたのかと言うと、レーンを回る寿司にアルコール消毒スプレーを吹きかけていたんです。この行為が撮影された動画が拡散されているんですね。

　アルコールスプレーをかけた食材を食べると最悪死んでしまうと言う話なので、コイツは殺人未遂で逮捕しなくちゃでしょう。絶対に許されませんよ！　ぷんすこ！

　ではまずコビッド関連の話題から。全国で６２８１人、東京で４２７人、大阪で３４１人、神奈川で３７９人、静岡で３４７人、兵庫で３８５人の感染者が新たに確認されたりしました。祝日の結果とは言え、減りましたねえ。

　さて、昨日は、政府がＤＶ防止法に『精神的暴力』も接近禁止にする改正案を出して閣議決定したり、法務省が性犯罪の規定を見直して『強制性交等罪』の名称を『不同意性交等罪』に変更する方向で検討している事が分かったり、成田空港反対派の耕作地の明け渡しをめぐる強制執行の際に男３人が現行犯逮捕された事件で関係先の京大の学生寮『熊野寮』が家宅捜索されたりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは、老舗の高級旅館が浴槽の管理を怠っていたと言う話題です。かなりひどい状況で、被害者が出なかったのが不思議なくらいだったのだとか。

　福岡県筑紫野市にある１８６５年創業で昭和天皇が宿泊した事もある老舗高級旅館『大丸別荘』が、週１回以上行う必要がある大浴場の湯の取り換えを年２回しか実施しておらず、塩素の注入も怠っていた事が分かりました。

　大丸別荘の大浴場は、温泉を掛け流し、一部を循環濾過（ろか）させているのだそうです。県条例では、連日使用型の循環浴槽は、全ての湯を取り換える『完全換水』を週１回以上行い、塩素濃度は１リットルあたり０.４ミリグラム以上にする必要があるのだとか。

　しかし、大丸別荘は完全換水を年２回の休館日にしか実施せずに宿泊客らに入浴させていたのだそうです。塩素注入も日常的に怠り、必要な濃度が保たれていなかったのだとか。

　大丸別荘では昨年、県保健所の検査で浴槽から基準値の最大３７００倍のレジオネラ属菌が検出され、衛生管理状況が詳しく調べられていたのだそうです。

　この温泉の評価は高かったみたいですけど、この事実が明らかになった事で客足が途絶えてしまう事になるのでしょうね。基準の３７００倍のレジオネラ属菌って……。

　今は条例に従ってしっかり消毒しているみたいですけど、よく今まで健康被害の話題が出ませんでしたよね。運が良かったのか、不調になったとしても温泉のせいだとは誰も思わなかっただけなのか。

　ちなみに消毒していなかった理由は、かけ流しているから必要ないと思っていたのと、塩素のにおいが嫌だったからなのだとか。客商売においてその認識ではダメでしょう。しっかり調べてその方法でも安全だと確認出来ていたならともかく……。

　この基準が出来たのは温泉が出来た後の話でしょう。なので、条例より温泉のしきたりの方を重視したのかな。塩素の匂いも確かに無粋ですものね。けれど、その結果が健康に良くないなら本末転倒です。

　この記事に対するコメントでは『塩素を嫌がるのは理解出来る。と言うか、塩素入れたくないから毎日湯を抜いて洗う、てなるのが道理だろ……。両方やめるってどう言う理屈だよ……おかしいだろ……』とか『お風呂がこんな状態で、提供されてた食事（料理）とかは大丈夫だったのかな。賞味期限切れ材料の使用や、客の食べ残しの使い回しなど、一事が万事とも思えるので総点検してもらいたい』とか『培ってきた歴史はあれども信用信頼は一瞬でなくなりますからね』などの意見が多くの支持を得ていました。

　他には、どんなに謝罪しても地に落ちた信頼は取り戻せないとか、濾過装置もメンテとかしてなさそうと言うコメントもありましたね。

　一覧ではこれはアカン、廃業待ったなしと言うものが多かったです。実際、基準の１１倍で死亡事故が発生して事例もあるそうで……。それが３７００倍ですから怖い話です。

　老舗だからしっかりしている、そんな訳はないと言ういい教訓ですね。この報道で掃除をしっかりする温泉がたくさん出てくるのかも（汗）。