第16話 メディアに出るという事

 昨今のコスプレ業界は、昔では考えられないほど、テレビや雑誌に露出する機会が増えましたね。今回はそんなお話。


 実際問題、コスプレは著作権侵害にスレスレ引っ掛かるグレーゾーンなファン活動なので、昔は公式に迷惑がかからないよう、ひっそり内輪での活動がほとんどでした。


 しかし現在、コスプレに関する雑誌も存在し、コスプレを大々的に扱っているテレビ番組もあり、公式が『公認コスプレイヤー』を企業ブースで出すほど、コスプレがメディアに取り上げられる機会が多くなってきています。


 しかし、メディアに取り上げられたからと言って、それで有名になって収入が増える、という訳でもないようです。まあ、ていのいい宣伝モデル的な扱いに留まる様子です。


 また、メディアやマスコミに取り上げてもらったからと言って、そこから『有名レイヤー』になるかと言えば、また違う所でしょう。『プロコスプレイヤー』と名乗るのも、ちょっと違ってくるとも思いますし。






 これは筆者の個人的な考えなのですが、と言えると思っています。


 視聴率や購買という『数字』が欲しいマスコミと、大半のレイヤーさんはひっそり公式に迷惑をかけないように活動したい。性質が正反対なのですから、相性が悪いのは仕方ないかと。


 もちろん各人各様で、有名になりたい方々はメディアに出ていくでしょう。そこは止める事は出来ません。


 理想的で言えば、メディアとコスプレ、双方が敬意を払って都合を鑑みて、協力するのが理想なのですがねぇ。お互いの都合しか考えないのはマズイ事かと。


 レイヤーさんは、出演料や時間など、ご自分の都合や方針をしっかり持って、メディアに出演なさると良いかと。筆者個人としては、あまりオススメは出来ませんが。

 

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