ポケットに入れて
粉々になった君の心を
がむしゃらに僕は拾い集め
穴だらけのポケットに入れた
ポケットの中で君の心はざわめき
ポケットの穴から君の心が叫ぶ
早く穴をふさがなきゃ
君がこぼれ落ちてしまわないように
早く君の心を元に戻さなきゃ
君の体がまだこの世に留まっているうちに
ポケットの中で君の声なき声がする
ポケットの中から君が僕に呼びかける
粉々になった君とともに僕は走る
君の体が横たわるあの海辺へと走る
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます