さまよいの道標

私の体が終わる日をふと思う

私の心が消える日をふと思う


それは恐怖なのか

それは喜びなのか

今の私には見当もつかない


私の日常が閉じてゆく日を想像する

私の愛する人が土に還る日を想像する


それは悲嘆なのか

それは感謝なのか

今の私に向かい合う覚悟はない


明日を思い、未来を想像し

私は溺れそうな今日を呼吸する


その呼吸は微かな道標

さまよえる私が自身に刻む道標

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