一滴の君

地球に一滴の雫が落ちる

その雫は君の涙

空より遠い宇宙から

落ちてきた君の涙


遥か遠く輝く星で

君はそっと泣いている

僕が住むこの惑星を思い

君は一滴の涙を流す


僕は願う

君と僕がいつか会える日を

君は願う

僕が君の涙を知ることを


色を持たない雫が一滴

僕の足元へと落ちる

その雫は君の涙

その一滴は君の体

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る