第23話 緊急指令マリルリさん




マドウ「マリルリを 何とかして 来い」





次の街への道すがら

マドウが道端の岩から顔を出す。



最初は従順だったマリルリさんは日に日に身勝手になっていき

最近では手をつけられず、


お説教するマドウの顔を「うざい」と言って叩き潰してくるそうだ。


マドウ「石の顔を攻撃されると本体の顔も痛いんだが・・・」


それはお気の毒に・・・

というか、年頃の反抗期娘に手を焼く父親みたいだな・・・



マドウ「このままでは、マリルリを加えることによって『リソースを集中する』という私の完璧な計画が・・・」





ノワ「むしろ・・・彼女がいない方が はかどる と思うんだけど」





ああ、身も蓋もない発言・・・



「なんですかコレ?」



行商人のシスナがひょっこり顔を出す。

しまった、まだ、居たのかこの子




「おお、なんですかこの石顔・・・この自然物はマニアに高く売れるかもしれませんよ」




マドウ「・・・おお、そうか?」

照れ気味のマドウ・・・




マドウさん・・・多分それ褒められてない・・・




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