些末に耐えがたいよ
コーヒーと煙草を数えて生きている
ついでにコーラも数えておく
ゼロじゃないことが唯一の正しさで
日々は巡る
けばけばしいミディアムバラードで
耳を塞ぐこともできやしないよ
文句をどれだけたれたって
陽は沈んじゃうしまた昇るよ
何もかっこいいことなんてありゃしない
冬が息をする寒さは
煙草の煙は泡沫のようにふらつき、わずか一点から生まれたそれは、確実に呼気を濁していく
駄々をこねる心持ちを持て余すがゆえに、軋みはパズルの一片にされて、素知らぬ
コーヒーが足りないんだと抗弁したとて、バベルの頂点を望み、
冬が息をする寒さが些末に耐えがたい
コーヒーが欠品して
煙草だけを数えて
どこにも行きたくないならコーラも数えられない
相も変わらずゼロではない
正しいままに時が過ぎる
寒々しいエモーショナル
耳を塞がずに呼気を濁す
カウントは巡り続けるから
今ここで半ばの愛を告げるよ
冬が息をする寒さは些末に耐えがたい
きみにとっても今日はゼロじゃない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます