第34話 交易王*古賀さん①②

手札を見る。

赤、緑、茶色が1枚ずつ。

赤キューブの余りは場に無い。

ウラカタさんは2つで、他の3人が持っているからもう品切れになっている。

赤のカードを使った所で、全員お金を得るから差はつけられない。

自分の赤キューブを場に返し、緑キューブを持ってくる。

そして赤の上に緑のカードを重ねた。


<現在の状況>

場 赤赤赤緑青青


寺島 赤青

ウラカタ 赤赤

古賀 緑赤

梅野 緑緑


「緑が精算だから私が2金で、古賀さんが1金」

「どーも」

古賀さんはそう言いながら1金チップ1枚をチップの溜まり場から取ってくる。

「はい」

「ありがと」

ウラカタさんから2金を取ってもらい手番が終わる。


山札からは、黒に近い茶褐色の輪郭が見えた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る