青空のむこう側

夏の空に輝く星を探しました

「星も少なくなったね」って君が言う

僕は君の隣りで

「そうだね」と頷いてみせる


昔はたくさんの星たちがいました

流れ星なんかもすごくて

雨のようなかんじで

一晩中降っていたんだよ


夜の真っ暗な空でなく

昼間の真っ青な空の下だったら

星はまた違う輝きを見せたのかな?

青空のむこう側に見えた星は

僕たちの愛より輝いていたのかな?


真っ黒な空に星があるんだから

真っ青な空にだって欲しいよね

冷たい夜より

温もりのある朝の方が

たくさんの幸福を運べるね


夜の真っ黒な空でなく

昼間の真っ青な空の下だったら

きっとたくさんの幸福を運べたよね

青空の向こう側に見えた星は

僕たちの生命より輝いていたのかな




              ~青空のむこう側~


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る