第5話 戦後72年の郵便配達no 感想
いつもこの時期になると
放送される内容の番組。
とは言え、太平洋戦争の生き証人が
少しずつ減っていく中、
戦争を語ることのできる人も
年々減っている。
ある意味戦争を知らない世代が
これほど長く続いたことは
すごいことで
日本がいかに以前の戦争に対して
反省をしてきたかが分る。
そんな中、彼らが消えた時、
戦争はもはや非現実的なものに変わっていく気がして怖い。
例えば第1次世界大戦。
イギリス人の若者は簡単な気持ちで戦争に参加し、
そこにある死という現実を前に
驚愕することになる。
戦地では人がどんどん死んでいくのに、
本国にはそんな情報は入ってこない。
例えば
「西部戦線異常なし」などの小説は
戦争に直面した人間の心理などを
生々しく描いており、
戦争の中では
個人は単なる個としてしか扱われない
理不尽さを描いている。
解釈があってるかどうかは分からないが、
作者は反戦作家としてドイツを追われたことも確かだ。
戦争の悲惨さを訴えた小説などは
後世に残っていくだろうが、
それは作り話と同列に並べられたり、
持っているだけでナチスに目をつけられたり、
発禁になったりして国民から隠されてしまうので、
「ペンは剣よりも強し」という言葉も
巨大な国家という力に
なすすべもなくなったりする。
で、長い前ふり。
学校の先生がよく脱線するようなもの。
本題。
番組は面白かったですよ。
軍事郵便を集めている住職。
17万もの軍事郵便。
一か所に集めて供養している。
「一通ずつ送り届けたりしてるんですか?」
「個人情報保護法が…」
これを見ていて思った。
その17万の軍事郵便の裏表を
写真に収めてデーターベース化したら、
見たいと言う家族たちも閲覧できるのにと。
「軍事郵便を
ネット上にデーターベースをつくり、
広く閲覧できるようにしたい」
そんなプロジェクトを
クラウドファンディングで公募。
基金を集い、無償でデーターベース化を
してくれる人材を公募。
そして公開まで。
そうすればサイトさえ開ければ
自宅でも閲覧できる。
捜したい人の軍事郵便を見つけることもできるかもしれない。
そんなことを考えたのですが、
最大のネックは郵便物は個人情報保護法に引っかかりそう。
そこさえなんとかできれば、全国から軍事郵便を集い、
一か所にデーターベース化し、誰もが閲覧できるようになるのに
と考えてしまった。
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