そうだ、終わらない
私は
私が死なないといけない理由を十五文字程度で述べよ?
言われる迄気付かない事の方が多かった。
自分には価値も何も無いと思ってた。
弱い自分だって知ってた。
口が悪い事も
偽善者ぶってる事も
ホントは友人が大事過ぎて困る
って事も…
全部全部知ってたんだ。
目を背けていたら嗚呼、やっぱり。
君は私に色んなことを教えてくれた。
素直に嬉しい…と思えた。
ヘラヘラ笑ってる癖に…何も出来はしな……
知ってた!!知ってたんだ!!。
何もかもを知っていたのに私はやっぱり現状を見たくなかった。
君が話を聞いてくれて嬉しかった。
聞いてもらうことの嬉しさを知った。
自分を甘やかす事は駄目だと知っていたけど聞いてもらった時の温もりを知ってしまった。
やっぱり君のせいだね?私が甘えても何も言わない君が悪いんだよ?
私に優しい声をありがとう!!!
話を聞いてくれてありがとう!!
こんなに泣いてしまったらやっぱり簡単に死ねないじゃないか!
左手に持ったハズの鋸を足元に落として私は笑う。
嗚呼…信用なんてしなくても良いからこれだけは言わせて欲しい。
*生まれてきてくれてありがとう*
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます