サヨナラ僕



誰だって同じ

あんなに心が穢い…

気持ちプライドなんて要らないのに

捨てた方が楽だって知ってるはずなのに…

指差し誰かが涙を流す僕を嗤う


頭が可笑しくなりそうで

いっそ壊れてしまいたい…

誰にも分かって貰えない苦しさ

頭に響く様な忘れられない嗤い声に頭が痛い…

苦痛だ…

手遅れなんて言われて

諦められなくて

自分さえ…居なければ…

こんなにも苦しむ事は無かったのに…


見捨てられ…

学校では…一人虚しく青々とした空を恨む

僕が何をしたんだ…

君を護りたかっただけなのに…

それも言い訳に過ぎないけれど

正義感とは悪い事ですか?

声をかけなければあの子が泣いていた

自分だって何にだってなれるって

信じ続けた僕が悪かった


痛い痛い痛い痛い…

痣や傷が身体中に付き

服で必死に隠すが…

精神共にボロボロだと

何かを変えろとココロに訴えても…

何も変わりはしなかった

家に帰れば

元気が無いと両親から心配され

『何でも無い』と笑顔で振る舞う

言いたくても言えないんだ

心配されたくない…

知られたくないんだ

僕のココロが弱い事を

弱味を知られたくないんだ…

臆病な精神は我儘だった


いつか…いつか終わる…

その時迄の我慢…

そうココロに言い聞かせても

僕のココロ精神は泣きだし

大きな雨を降らせる

止むことの知らない雨は

終わりすら分からない


自分が弱いから…

自分が醜いから…

そう自分が悪いと思い…

遂には真っ黒な心になっていた。

ふと気付くと…

懺悔の涙より

自傷を繰り返していた僕の血が…

真っ赤に色付いていた

ホントに壊れていたんだ

自身も他人も…


弱い事とは罪ですか?

もう誰も信じられない…

あの子も君も…

優しくなんてしないで欲しい

信用なんてしたくない

君も裏切るんだ

誰にも知られずに過ごしたい


他人の痛みなんて知らないだろう?

何を考えて動いているかなんて…

関係ないって区切りを付けて

言い訳ばかりしているから

だから……



終わりにしよう サヨナラ…僕









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