耳パクしてくる妹のことなんて好きじゃないし。

araran

いつもと変わらぬ日常

目覚めの朝

あー!!ねむー


「おはよう」


「あらあんた今日は起きるの早いじゃない」


俺は高校2年生の後藤直樹だ。高校に入ってからはや一年がたった。部活は初めバトミントン部に入っていたものの…

監督があまりに厳しい!!ありゃいったいなんだってんだってんだ。そしてやめた。


「あーあーあーあー!全くもうやってらんねーなぁ」


「あんた朝から…」


「おにちゃーーーん!!!!」


「ちょっと柚希!兄ちゃんにそんなデレデレしないの」


「もうまったく、はぁー」

このお節介なのが俺の母だ。そしてこの朝からまるで新婚さんのようなあたりのやつが…

俺の妹だ。


「おにちゃん!今日は柚希とでーとする約束でしょ〜」


「私はもう準備終わってるんだから!えっへん!だからね、その……いいこいいこして?」


「ダメ…かな?」


「べっ別にダメじゃねーけど」


「じゃああーんもして?」


「おっ、おい!顔が近いんだよお前いつもー」


「もうなんもしてやんねー」


「えっ?どうして!兄ちゃんの意地悪意気地なし!!」


「ぐっ」


こうして俺の高校2年生が始まる…

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