六字の中、本生死なし、一声の間、即ち無生を証る。

（意訳）

南無阿弥陀仏の六字名号の中にこそ、本当の救いの世界があるのです。

一声、「南無阿弥陀仏」と称える短い瞬間に、即時に救いの世界が現れるのです。

一遍上人の教えを、最も短い言葉で表している。

とにかく「南無阿弥陀仏」と称えること、そうすれば必ず阿弥陀仏により救われる。

信じていても、信じていなくても、ただ南無阿弥陀仏と称えるだけで救われる。

それを聞き、どうするか、どう考えるのか、それは、その人次第となる。

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