第393話石仏の話(23)平和観音
戦時中、日本において戦死した米将兵を祀った供養仏・平和観音があると言う。
それを造った人は、自分の茶畑に墜落した将兵の霊を弔うために建てたとか。
周囲の日本人からは非難・迫害まで受けても、供養を続けたという。
個人対個人では、何の恨みもつらみもない人々が、国家や集団の命で、殺し合い殺されあう。
本当にいつになったら、人間はこの愚行から逃れることが出来るのだろうか。
観音様の悲しみは深い。
それでも、そこの観音様が立たなかったとしたらと思うと、寂しくなる。
観音様が立ってくれたから、救いへの希望が見えてくるような気がする。
尚、観音様の全てを見通し理解する霊性は、大天使ガブリエルの霊性に良く似ている。
原点は、同じなのかもしれない。
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