03
もう1人の自分。
小学2年生の私は身長がクラスメイトの平均より低くみんなから
ちび
みに
みくろ
と呼ばれていた。
初めて妄想を始めた小学2年生の沈黙した教室。
もう1人の自分が心の中で自分に自己紹介を始めた。
「私は396見習いの魔法使い。これからもずっと宜しくね!」
心の中で"396"と名乗るもう1人の自分。
自分だが自分じゃない空想の自分に私も挨拶をした。
「仲良くしてください396さん」
この時今までに感じたことの無い幸せと安心を感じた。
現実を受け入れられなくなり非現実的な世界に魅力を感じるようになったきっかけである。
この日"396"と出会い、そして共存が生活の始まりだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます