物理学

通学路 交差点 君と相対す

声帯を 震わせて 出しかけた

コエは 空気を 振動させるまでには至らなかったようでした


だけど 遠くから届く キミの声帯 からの振動は 私の心臓まで 振動させる


そんないつも通りの事。

当たり前の日常


君は気づかないでね?

いて欲しいの。

だってさ...


君の感覚器官どうなってるの?


私がキミに送るキモチ

摩擦力で小さくなって届かない

浮力で 重力に抗って...


君にだけ 気づいてほしいのに

一番知ってほしい 君にだけは 伝わらないみたい


「好き」

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