【山手線Rhapsody】
飽きもせずに同じ景色を見ていた。
延々と同じ方向へと回り続ける景色を。
何が面白いの、って大抵の人は言うのだろう。毎日この景色を見られるなんて、私には羨ましくて仕方ないのに。
膨大な量の人びとを、日夜飲み込み続ける鋼の街をゆく、円環を廻る箱の中。
この場所がどんなに素晴らしいかわかるかい。どんなに、胸が高鳴るかわかるかい。
私は、本当に此処が好きなんだ。
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