第103話 凝り性 (1) 「凝り性」には2つの意味
今回は、さらなる私の持病「凝り性」について書いてみます。ことほど左様に、私は病気だらけの医者なのです。
辞書を引くと、「凝り性」には、2つの意味があるようです。
1つは、物事例えば趣味などに対して、やり過ぎることをいいます。パソコンに凝るとか、ゴルフに凝るとか、そういう意味合いの凝り性というのがあります。
もう1つは、まさに肩が凝るとか首が凝るとかいう、体質的、整形外科的な凝り性というものもあります。
私の凝り性は、幸か不幸かその両方に当てはまるのです。
1つの事が気に入ると、それに凝ってしまいます。休日など1日中やっていても全然飽きないのです。
気付いた時には肩がしっかりと凝ってしまい、2つ目の「凝り性」になっているというあんばいなのです。
これまでに凝ったものは、パソコン、車、テニス、書き物、特定の料理(作る方ではなく食べる方)などがあります。(←(^ω^)女性は無し、女房ひとすじなのです)
1つ目の凝り性は性格的なもので、止(や)めようとしてもなかなか止められません。というより、他人に迷惑をかけなければ、特段止めなければならない理由はないわけです。
しかし、もう1つの凝り性、例えば肩凝りなどは、大変な苦痛をもたらしますから、誰しもなりたくはありません。早く治そうと思うものです。
私がパソコンをやりだしたのは、パソコンが日本の世に出始めた1980年代前半です。その当時のパソコンは、今のように容量が大きくありません。キロバイトの世界です。
1つの作業、例えばワープロをするには、ワープロのアプリの入ったフロッピーディスクをドライブの中に入れてそれを起動させ、ワープロ作業を行っていたのです。
しかしそれ以前は、ペンと紙というアナログ時代でしたから、ワープロは画期的なものでした。
新しもの好きの私は、それにはまってしまったのです。夜も徹してそれをいじっていました。
1週間ぐらいして、なぜか風邪をひいたような頭が重い感じがしたのです。
女房がさっそく、私の首とか肩を見てくれました。(←(^ω^)またもや女房の出番だね)
すると首や肩の筋肉がすこぶる凝っていて、そこをマッサージしてもらったら、凝りは取れ頭痛は治ったのです。
こんを詰めてパソコンをすると、これほどまでに肩が凝ってしまうことを、その時初めて知りました。
私は消化器が専門です。消化器科というのは、内視鏡とかCT、エコーなどの画像診断がメインで、画像を読むことが大事な仕事です。目をすこぶる使いますから目が疲れ、それが高じて肩凝りを引き起こすのです。
目の疲れや肩凝りは、仕事に支障をきたして、大変困りました。
そこでまたまた、いかにして治すかという研究をしたのです。
結論からいいまして、疲れ目や肩凝りを改善する方法は、①マッサージ ②鍼(ハリ) ③鎮痛剤の服用 に尽きます。
「疲れ目にはこれ」などとよく宣伝に出てくる目薬などは、あまり期待できません。(←(^ω^)もちろん疲れ過ぎないことが肝腎だけどね)
次回には、それらを順に書いていきます。乞うご期待。
〈つづく〉
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