第19話 立って、歩け。前へ、進め。

 私が、かすれた声で罪を告白しようと、口を開いたところで。

 これまで何とか逃れようと、刑事さんの言葉を否定し続けてたお兄ちゃんが、突然、自供した。

 自分が両親を殺し、私を脅して協力させたという、嘘を。


「……随分あっさり認めるんだね。意外だったな……私はまだ、状況証拠しか言ってないのに」

「いやー、俺は無駄なあがきをしない合理的な人間なんです。このまま無意味にチクチクじわじわ攻撃され続けるなんて馬鹿らしいじゃないですか。それに、これだけ調べてるんなら、どうせ決定的な証拠もあるんでしょ?」


 お兄ちゃんは、肩をすくめて、観念したように、両手を広げた。

 分からない……。

 お兄ちゃんが、何を考えてるのか、全然、分からない。


「ご明察……と言っても、現段階では天地君。残念ながら君に関する情報しか集まっていない。……私の勘では、陽芽君が今回の主犯だと睨んでいるんだがね」

「……なるほど……ちなみに、冥土の土産に教えてもらってもいいですかね? 警察が掴んでることを全部。後学のため、ってわけじゃなくて、単純に、そのー、知的好奇心からなんですが」

「はは、冥土だなんて大げさだなぁ。私もダンジョンには行ったことがないから知らないけどさ。まあ、どのみち全て話してから真偽を問うつもりだったから構わないよ。せっかく淹れたお茶も飲んでもらいたいしね。粗茶だけど」


 刑事さんが、笑顔で差し出したお茶を、「あ、どーもどーも」って言って、のんきにゴクゴクと飲む、お兄ちゃん。

 場の雰囲気が、取り調べから一転、和やかな談笑みたいになった。

 空気が、軽い。

 私を除いて。


「さて……天地君は、携帯でゲームをやってるかい? ほら、以前に流行ったじゃないか。GPSによる位置情報を利用して現実世界を歩き回り、モンスターを捕まえるっていう」

「あ~、位置ゲーってやつですか。まあ、それなりにやってますけど」

「私も多少嗜んでいるんだが、なかなか興味深いね、あれは……。おっと、何が言いたいかと言うと……我々警察は令状を持って申請すれば、捜査対象の位置情報を携帯電話会社から取得することができるんだよ。例えば、君が事件当日の何時何分、どこにいたのか……とかね」


 G、P……S…………。

 う、そ……そんな……うそ……………。

 お兄ちゃんは当時、まだ学校にいたって、証言してる。

 そ、それじゃあ、お兄ちゃんが、本当は家に帰ってきてたことも、放火の直後に出て行ったことも、全部……全部……。


「うわー、そうかぁ……それは全く気付きませんでした。あはははは! いやぁー納得だ!」


 深くて暗い、水の底に、ずぶずぶ沈んでくような気持ちの、私と違って、お兄ちゃんは楽しそうに、からからと笑った。

 アニメの最終話を、見終わった後みたいに、満足した顔で。

 強いボスを、苦労して倒したみたいに、やりきった感じで。


「念のため、君が毎日通っているスーパーで聞き取りをして裏は取らせてもらったよ。まあ、早々に犯行を認めてくれたおかげで、結果としては無駄になっちゃったけどね」

「はは、それはお手数をおかけしました。……で、他に何か分かってることは?」

「そうだね……君が嘘をついていたとなると、考えられる真実は多くない。天地君と陽芽君の両方が殺人に関与しているケースと、望む望まざるは別として片方がかばっているケース。このどちらかだ」

「……まあ、そうですね」

「とは言え、陽芽君はずっと家にいたためアリバイもなければ確たる証拠もない。強いて挙げるなら、事情聴取の際の『両親と知らない男が争う声が聞こえた』というくだりだが……」

「そう言わせとけば完璧だと思ったんですけどね~。妹に虚偽の発言を強要したのって、もしかして何かの罪になります?」

「……当然ながら罪になるよ。本当にそれが事実であれば……ね」


 ――――!!

 そう、か……そう、だったんだ……。

 お兄ちゃんは、最初っから、こうなるって、分かってたんだ。

 殺人を隠し通すなんて、無理だから……最初っから、私の身代わりに、なるつもりで……。


「真実ですよ。犯人がこう言ってるんですから間違いないじゃないですか」


 バカだ、私は……。

 本当に……本当に、バカだ。

 お兄ちゃんなら、絶対にこうするって、気づけたはずなのに。

 考えるのをやめて、ただお兄ちゃんの言う通りにするのが、きっと正しいことなんだって、自分勝手に思い込んで……。


「それじゃ、貴重なお話ありがとうございました。もう取り調べは終了ですよね? 後は煮るなり焼くなり好きにしてください」


 言わなきゃ。

 違いますって。

 本当は、全部、私が悪いんだって。

 言わなきゃ、いけないって思ってる。

 思ってるのに、どうしても、口が、開かない。


「……まあ、正直なところ捜査も行き詰っていてね。君達が明日引越しだから、焦って逮捕に踏み切らせてもらったんだ、実は。……証拠が十分じゃなかった陽芽君には、特に申し訳ない話だが」


 だめだ。

 怖い。

 自分で考えて、責任を持って、行動することが、怖い。

 誰かに、お兄ちゃんに、言われてないことをして、本当にいいのか。

 自信が、持てない。

 格ゲーで、ハメ技をくらった時みたいに、口をぱくぱくして、顔を真っ青にして、浅い呼吸を繰り返すのが、精一杯……。

 自分が本当に、嫌になる。

 でも、ここで言えなきゃ、言わないと、お兄ちゃんが……。

 

「そういう事情も鑑みて……君達がそうだと言うのであれば、ここで捜査を終えよう。警察としては徹底的に調べ上げるべきなんだろうが……私は未来ある二人の意思を尊重したいと思う」


 普段なら、絶対に飲まない、すごく濃そうな緑茶を、口に含ませる。

 広がる苦味が、水分が、私の背中を押してくれてる、気がする。

 HPとMPを、全回復させた私は、力いっぱい、湯呑みを握り締めた。


「天地君が両親を殺し、陽芽君は仕方なく協力させられた……本当に、それでいいんだね?」


 ――いいわけ、ない……!!


「あ、あ、あの……! わ、わた、私が――――」

「陽芽っ!!」

「――――!?」


 前のめりになって、必死に絞り出した、私の枯れた声を、お兄ちゃんが、重ねて消した。

 ここに連れてこられてから、初めて真っ直ぐ見つめる、お兄ちゃんの顔。

 そこには、私にはない、強い心がこもった瞳と、かすかなほほえみが、あった。


「……悪かったな、色々。絶対戻ってくるから、それまで待っててくれ。頼む」


 なんで……なんで、そんなこと、言うの?

 それで、いいの?

 本当に、それが、お兄ちゃんの望みで、正しいの?

 ……ううん、決まってる。

 そんなわけ、ない。


「あ~それと、しばらく会えなくなるから言うけど……お前に借りてた本、学校に置いてきちゃったから取りに行ってくれ。ついでに、コーヒーこぼして汚しちまって……。なんつーか、マジごめん」


 そんなわけ、ないのに……。

 ダメ、なのに……。


「それじゃ…………元気でな、陽芽」


 その目を見たら、気持ちを聞いたら、私は、空気の抜けた風船のように、小さく、しわしわにしぼんでしまって……。

 うつむいて、頭の中も、目の前も、真っ暗になって……。

 それ以上、何をすることも、言うことも、できなかった――――。




 一週間後。


 私は今、遠縁のおじいちゃん、おばあちゃんが住む家の、縁側にいる。

 胸がスーっとして、ホッと落ち着く、木の香り。

 ぽかぽかと、全身を優しく包み込む、日の光。

 車の排気音も、ヘッドフォンからの音楽もない、心地よい静けさ。

 清々しく、穏やかな風が、寄り添うように、頬を撫でる。


「――って、普通はそう、思うんだろう、けど……」


 胸がざわざわして、心がかき乱される、木の香り。

 ギラギラと、全身を容赦なく焼き焦がす、日の光。

 車の排気音も、ヘッドフォンからの音楽もない、不自然で、不気味な静けさ。

 気持ち悪い、湿っぽい風が、そっけなく、頬を通り抜ける。


 ……何もかもが、気に障る、そんな状況で。

 私は、何をするわけでもなく、うっとうしく広がる田んぼを、不愉快なくらい澄んだ青空を、ただただボーッと、ため息をつきながら、眺めてた。


 あれからすぐ、私は釈放され、お兄ちゃんは起訴された。

 突然の逮捕で、一人ぼっちになった私。

 そんな私を、おじいちゃん、おばあちゃんは、何も聞かず、屈託のない笑顔で、暖かく迎え入れてくれた。

 まだギプスが取れず、新しい環境にも慣れてない私は、心の静養も兼ねて、しばらく学校には通わず、ゆっくり過ごしていいと、言われてる。

 そうは言っても、パソコンはないし、携帯は圏外だし、やることはない。

 ……ううん、仮に、ネット環境が充実してても、今は何も手につかない。

 私は、ずっと、後悔してる。

 あの時……私がやったと、告白できなかったことを。

 言い訳にしかならないけど、言うつもりだった。

 だって、お兄ちゃんは、何にも悪くないから。

 こんなの、絶対、おかしいから。


 だけど……。

 お兄ちゃんの目を見て、言葉を聞いて、思ってしまった。

 私が、しゃべったら、この気持ちを、裏切っちゃうんじゃないか。

 失望されるんじゃないか。

 嫌われるんじゃないか。

 ……バカな私は、そう思ってしまった。

 そんなの、いまさらなのに。


 私が一人、勝手に悩んで、悩んで、納得できる言い訳を、都合のいい解釈を、正解のない問題の答えを、必死になって考えてる間に……。

 お兄ちゃんの刑が、執行された。

 昨日のことだ。

 罪状は、殺人、放火、死体損壊、強要。

 判決は、ダンジョンの、無期攻略。

 起訴から、たったの六日。

 あまりにも、あっという間だった。

 ダンジョンが現れてから、法律の改正で、訴訟期間が、大幅に短縮されたこと、お兄ちゃんが、犯行を認めていること、控訴しなかったことが、判決を早めた。

 ダンジョン攻略、って聞くと、元ネトゲ廃人の私には――おそらくお兄ちゃんにとっても――思わず、わくわくしてしまうけど、それが現実で、身近になると、話は違う。

 何十年かも分からない、長い、長い間、ずっとダンジョンの中だなんて……。

 そんなの、死刑と一緒だ。

 お兄ちゃんは、絶対に戻るって言ってたけど……無理だ。

 それが嘘だってことは、さすがに分かる。

 嘘をついたつもりじゃ、なくても、昔から運動オンチのお兄ちゃんが、無事でいられるわけ、ない。


「私……これから、どうすればいいの、かな…………」


 何気なく、ぽつりと口から出た言葉。

 その相変わらずの、救いようのなさに、ハッと気づいて、ぽこぽこと頭を叩く。

 どうして、いつも、そんな風に、考えちゃうんだろう。

 他人任せで、自分じゃ何にもしないで、できなくて。

 何が起きても、誰が何を言っても、私は結局、私のままだ……。



「こんにちはー、宅配便でーす!」


 突然の来客に、体がびくっと反応する。

 ……無視しよう。

 引きこもり体質が、まだ抜けてない私は、一秒でそう判断した。

 ……いや、でも、ちょっと待って。

 おじいちゃんと、おばあちゃんは今、畑に行ってる。

 あれ? 田んぼだったかな……?

 とにかく、今は家に、いない。

 いくら私が恩知らずでも、こんな私の、お世話をしてくれてる人のために、荷物の受け取りくらい、しなきゃダメだ。

 勇気を振り絞って、郵便物を受け取り、震える手で、何とかハンコを押した私は、冷や汗びっしょりのまま、畳の上に倒れ込んだ。


「……あの人、私のこと、変な目で見てた。絶対、そんな感じだった。なんでだろ? どこか、おかしかったかな? どこも、おかしくなかったよね……?」


 無駄に広い部屋の中を、ゴロゴロ転がりながら、ぶつぶつと、つぶやく。

 ……うん、落ち着こう、私。

 もう、引きこもりは、卒業したんだ。

 おじいちゃんと、おばあちゃんにも、心配はかけられないし、学校にも通わなくちゃ、いけないんだから、この程度のことで、動揺しちゃ、いけない。

 うん、平気。

 生徒も十人くらいしか、いないらしいし、ケガが治ったら、すぐにでも……いや、キリが悪いから、来月に……ううん、来年度から……やっぱり、学校には行かずに、農業でも、しようかなぁ……。

 何を考えても、うじうじと悩んで、最後には逃げてしまう私は、気を紛らわすように、配達された荷物に、目を留めた。


「けっこう、軽かったけど……何だろう? これ……」


 差出人を見ると、お兄ちゃんが通ってた、学校の名前が、書かれてた。

 学校が、一体、何を……。

 気になった私は、封を開けて、中身を取り出した。


「これって……たしか、お兄ちゃんの……?」


 中には、お兄ちゃんが、いつも使ってた、スクールバッグが入ってた。

 なんで……?

 学校に、置きっ放しだったから、妹の私のところへ、送ってきた……?

 でも、たしか、あの日……。

 そうだ、あの日、たしかに、お兄ちゃんは買い物袋と一緒に、これを持ってた。

 あれから、学校には一日も行ってない、はずなのに、どうして……。


「わざわざ、学校に置いてきた……ってこと? なんで、そんなこと……」


 もしかして……。

 なんの確証もない、ただの勘だけど。

 この中に、私へのメッセージがあるような、そんな気がした。

 私は、バッグを開けて、逆さにして、入ってる物を全部、ぶちまけた。

 ……でも、中にあったのは、筆箱と、学生証と、数冊の教科書……だけ。


「あはは……。そう、だよね……」


 当たり前だ。

 特別なものなんて、あるわけ、ない。

 分かってたのに、それなのに、すごくがっかりして、肩を落としかけた。

 その時。

 ふと、お兄ちゃんの言葉を、思い出した。


「そういえば……お兄ちゃん、私に借りてた本を、汚したとか、学校に置いてきたとか、言ってた。……あれ? でも、私は、お兄ちゃんに本なんて、貸して、ない……」


 どういう、こと?

 何か、ひっかかる。

 RPGで、宝箱を取り損ねてるような、大好きな漫画の、新刊の発売日を忘れてるような、そんな変な感じが……。

 私は、教科書のページを、ぱらぱらとめくり……そして、違和感の答えを、見つけた。

 数学の教科書……その間に、注意しないと気づかないくらい、目立たないように、一枚の紙が、四つ折りにして、挟まってた。


「間違い、ない……。これは、お兄ちゃんが、私に、残した物だ」


 課金ガチャを引くみたいに、ドキドキしながら、私は、その紙を、ゆっくりと開いた。

 そこには、急いでたのか、書きなぐったように乱雑で、何度も消した跡が残る、それでいて、懐かしいような、どこか親しみの持てるような文字が、びっしりと並んでた。



 陽芽へ。


 お前がこの手紙を読んでいる時、もう俺は地上にはいないだろう――――。

 ……って、不謹慎だったな、わりぃ、マジでスマン。

 どうしても一回やってみたかったんだ、これ。

 お前なら分かるだろ?

 まあ、それはさておき……今、お前はどんな気持ちだ?

 怒ってる?

 そりゃそうか、嘘ついたんだもんな、ごめん。

 後悔してる?

 だろうな、俺がお前の立場でも、多分後悔するだろうな。

 これからどうすればいいか、悩んでる?

 やっぱりな、お前らしい……っていうか、誰でもそう思うよな。

 俺に対して、色々言いたいことはあるだろう。

 自分に対して、色々思うところはあるだろう。

 俺も俺なりに必死に考えて、お前に天啓のごとく素敵なアドバイスをしてやりたいと思ってたけど……案の定、そんなナイスな言葉は残せてやれそうにない。

 ただ、これだけは伝えておきたい。

 心のままに生きろ!

 ……なーんて、なんだかんだ流されやすい俺が言うのも笑えるけどさ。

 でも、神に誓って言うが、俺は最初から捕まる気満々だったわけじゃない。

 本気で警察を欺いてやるつもりだった。

 この手紙も保険みたいなもんで、読まれることなく捨てる可能性は十分あると思ってた。

 俺は、結果としてはお前の罪を被ることになったけど、別に後悔はしてないし、むしろよくやったと自分で自分を褒めてやってもいい。

 ピンチの妹をかばうとか、漫画の主人公みたいでカッコイイじゃん?

 モンスターが蔓延るダンジョンとか面白そうでテンション上がるじゃん?

 ようするに、俺は俺がやりたいようにやって、今回のことも満足してるから、お前は気にせず好きに生きろってことだ。

 つっても、こんな月並みの言葉並べても納得できねーだろうな。

 じゃあ、俺が戻った時、好きなだけ罵倒でも懺悔でも感謝でも何でもしろ。

 長くなっちまったけど、俺が言いたいのは以上だ。

 さくっと攻略して、俺の勇敢なダンジョン冒険譚を聞かせてやるから、お前もリア充になって俺に自慢してくれよな。

 それじゃ、お疲れ様。


 未来のダンジョン制覇者(予定)にして偉大なる兄、天地より。



 ……。

 ………………。


「……は……はは…………あははははっ!」


 お兄ちゃんは、バカだ。

 本当に……本当に、バカだ。

 いつも、大事なことは言わなくて、嘘ついて、カッコつけて、無理にお兄ちゃんらしくしようとして……。

 真面目で、気が利いて、自分より周りのことを考えて、頼りになって、優しくて……。


「ありがとう、お兄ちゃん……。私、もう、大丈夫だから」


 なんだろう。

 長い……長い間、感じたことのない、そんな気分だ。

 なんだか、とっても、清々しい。

 今まで、もやもやと、霧がかかってたのが、一気にパァっと、晴れた気がする。

 吹っ切れた。

 私はもう、迷わない。

 私の心は、救われて、求めてる。

 今度こそ、変わるんだ。

 弱くて、逃げてばっかりで、自分じゃ何にも決められない、どうしようもないくらい、わがままな私から……。

 正義を貫き、悪を裁く、強くて、明るくて、自分に正直な……勇者に!


 だから――――。


「待つのは、私じゃないよ。私、決めたから……待っててね、お兄ちゃん」

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