第22話 フーカとコンビを組む
「しかし、フーカも大変だったんだな」
「えぇ、もう何度やり直したのか分からないわ」
「分かった。何ができるか分からないけど協力するよ」
「…あ、ありがと…」
その時見た彼女の笑顔は今までで一番可愛かった。
「…?」
突然彼女は首をかしげた。
どうやら見とれてしまったようだ。
「ご、ごめんあんまり可愛かったんで…」
「っ?!」
「フーカさんは優しいんだね、人と話すと相手の事が分かりすぎてしまうから自分を押さえてるなんて…」
「へっ?」
「だって今までで会話もしないし前髪で相手を見ないようにしてたんでしょ?」
「なにか勘違いしてるみたいだけど私のスキルは常時発動型なの、だから相手の顔を見たり会話の中で質問として捕らえられる言葉が入るだけで神力を消費するからそうしてるだけ」
「そ…そうですか…」
「でもそんな風に思ってくれたのには感謝しておくわ、それじゃこれから宜しく」
「あぁ」
こうしてゴンザレス太郎はフーカと組むこととなった。
そして、フーカの提案でゴンザレス太郎の神力を貯める方法を実行するのであった。
「それじゃあ、早速見せて貰うわよ」
「スキル『プロアクションマジリプレイ』発動!」
いつものウィンドウが出てコード入力画面に『アイテム減らない』のコードを入れていくゴンザレス太郎。
再確認も済ませぶっつけ本番で同じコードを複数回使用できるかの実験も行うのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます