第19話 最後の平穏
「ゴンザレス太郎ー朝御飯早く食べちゃいなサーい!」
「んん…あれっ?」
気が付いたら朝だった。
あれから同じコードを再使用出来るか試そうとして寝たらそのまま朝まで寝てしまったのだ。
「あちゃーやっちゃったか」
不幸中の幸いと言うほどではないがアイテム減らない状態のまま朝を迎えたら偉いことになってたのは直ぐに予想できるだろう。
朝御飯は減らないし捨てたものは増えるし…
次からは気を付けよう。
そんな事を考えていた朝が最後の平穏な時間であった。
遅刻しそうになりながら学校に行ったゴンザレス太郎、教室に入り皆に挨拶をして席に着いた時にそれに気付いた。
机の中に手紙が入っていたのだ。
誰にも見つからないようにそれをポケットに入れて休み時間にトイレでそれを見たゴンザレス太郎はそれが前世も含めての初めて貰ったラブレターだと気付いたのだ。
『ゴンザレス太郎君、突然のお手紙でごめんなさい。貴方の事が気になって仕方ありません、放課後体育倉庫まで来て下さい』
うん、とても7歳の書いたラブレターには見えないがきっとこれはラブレターに違いない!
そして、放課後…
体育倉庫まで行ったゴンザレス太郎を待っていたのは課外授業を同じ班だったフーカだった。
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