第6話 リュータのスキルはありふれたチートスキルで探し求められていた能力だった?
「何について調べますか?」
イルカの神様から吹き出しが現れそれに巫女が答える。
「こちらのリュータさんのスキルを教えてください」
少し間があってからそこに表示されたスキルを見て落胆の声があちこちで上がる。
そこには…
「スキル名「エンチャント」武器限定で付加能力を無制限に付けることが出来るスキル」
っと表示された。
これが魔王を退治して世界を平和にするRPGだったらとんでもないチートスキルになるのだろうが残念ながら元の世界に戻るためのスキルでは無かったようで皆さん激しく落胆しているのである。
「い、一応尋ねます。このスキルを使って元の世界に帰ることは可能ですか?」
どう考えても武器を強化するだけのスキルに世界を移動させる効果があるわけないと誰もが思っていたが巫女は一応質問してみた。
これまで様々なスキルを持った者が来たがここまでレアな筈のスキルならもしかしたら考えもつかないような方法があるのかもしれない、巫女は駄目元で聞いてみた。
そして、そこに表示されたのは…
「可能、スキルを使って「次元切断」もしくは「空間破壊」のエンチャントを付けて武器を振るえば別世界へ繋がる道が出来る。」
場は再び静寂に包まれ今度は歓声が一斉に上がった!
「「「「ワァァァァァァァァァ!!!!」」」」
大歓声と喜びで狂喜乱舞する人々!!
特に巫女さんまで舞い上がって跳び跳ねて喜んでいるので元々薄着の巫女装束から色々とはみ出しててけしからん!むむむむけしからんぞ!
でもスマホは向けない、この人達には撮影してるって分かると思うから…
喜びで興奮したのが落ち着いてきた所で全員に注目される中、早速スキルを使って見ることとなったのであった。
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