moniter04
フロンティアはいつも新世界を求めている。そんな暑くてどこか壊れた幻想を持つ少年がXだった。海岸線の蜃気楼を追うのが日課だった。ターゲットは蜃気楼の世界へ行きたい、そう依頼してきたのだ。ターゲットが自ら依頼するという事はよくある。つまりは依頼者が本人である事もあるし、我々にそれを受けないという決まりごとはないのだ。本人を喜ばせる、という稀に見る作業にみんな目を輝かせている。このまま夢の世界でみんなで永遠に楽しくやっていられたら。
そう考えているうちに彼は気がつくと見た事もない世界に紛れ混んでいた。細かい描写は別に、映像にて配信する予定だ。ほとぼりが冷めれば出て来るはずだ。そう、夢なのだから。
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