終焉は火
とりあえず僕はゆっくりと服を脱いだ。彼女はしわだらけのシャツを着ていた
ーどうした?つかれたか?
ーべつに
彼女はぐっと力をいれて体を縮こませていた。
僕はゆっくりとけだるげに服を脱ぐ。
ー何?恥ずかしいの?
ー別に
本当ははずかしかった。だってね記憶だろうと連合学習だろうと俺たちは生きているし、現実は過去よりもはるかによくなっていた。
ーおばけなんかいないさ
ーうそ
ーほんと
ーしね
ーうそだって
ーは?
ーそうだよ
疲れた顔つきで彼女は僕の体を抱きしめた。優しいのね。なんて笑っていた。胸の中で一人で泣いていた。
ーどうして?
ーさあ
ーしらない
ーねぇかこに経験は?
ー大したことじゃないよ。君が知らないだけ
ーは?
ーうるせえよ
俺はたたいた。彼女は喜んだ。創世期だ。ドヴォルザークの昔聴いた交響曲第9番第四楽章みたいだ。
俺はまだ皮肉を
いいたくなる。
ーなぁ,すべてをすてろっていうのか.俺はまだ欲しいものがやまほどある。
ーだって
ー俺はまだほしいんだ。いろいろなものを。悲しいものは過去だったわけだったわけだ
ーなんで回りくどい
ー皮肉だ!
ーそれも
ーそうさ
「「連合学習!!」」
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編集後記
お金が欲しいですね。やっぱり有名になって可愛い女の子とけっこんしたいんですね。
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