ハイパーリンク①

○×町外、車中にて


隆幸「おい」


一樹「ん?」


隆幸「なんで名前言ったんだよ」


一樹「なんでだろうな」


隆幸「名前バラす必要あったかよ」


一樹「あれ俺なんだよ」


隆幸「は?」


一樹「あれは俺なんだ」


隆幸「はぁ!?そんな偶然あんのかよ!?てか自分とは絶対に接触するなって言っただろうが!!」


一樹「たぶん俺だからバレたんだろうな」


隆幸「じゃあ雅人も知ってたってことかよ!?」


雅人「うん。僕は一樹と子供の時からの付き合いだから」


隆幸「ふざけんなよ!!だったらなおさら名前バラすなよ!!」


一樹「なんだろうな、自分に嘘はつけなかったんだよなぁ。それはやっちゃダメだって直感的に思っちゃったんだ」


隆幸「思っちゃったんだ、じゃねぇよ!!」


一樹「たぶん次の場所もバレる気がするな」


隆幸「じゃあオレが考える!!」


一樹「いや、隆幸、ほんとに申し訳ない。こうなってしまった以上、俺はあいつとちゃんと向き合わなくちゃいけないと思うんだ」


隆幸「あーー、もう!!なんでお前たちはいつもそうなんだよ!!俺は絶対ルールは守るからな!ぜってぇ俺は俺とは会わねぇ!!」


雅人「なんだかんだ隆幸は優しいね」


隆幸「お前は黙れ!!」


雅人「はい。」



https://kakuyomu.jp/works/1177354054882402134/episodes/1177354054889057599

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