"ペンギン"滑る

僕はペンギンです。


Dr.モンクに造られたペンギンです。


昨日は×○町の子供たちと小学校の校庭で遊びました。


昨日は大変でした。


近所の小学生1「"ペンギン"!」


"ペンギン"「ジョージョ!」


近所の小学生1「今日はかけっこ勝負するぞ!」


"ペンギン"「ジョージョ!」


近所の小学生1「"ペンギン"だからって手加減はしねぇからな!この世は弱肉強食なんだ!今日はそれを思い知らせてやる!」


"ペンギン"「ジョージョ!」


近所の小学生1「お、少しは根性が据わってきたじゃねぇか。俺様のおかげだな!今日は俺に勝てたら正式に俺たちの仲間にしてやる!」


"ペンギン"「ジョージョ!」


近所の小学生2「じゃあよーいドンではじめるよ?」


近所の小学生1「おう!」


"ペンギン"「ジョージョ!」


近所の小学生2「よーい、ドン!」


近所の小学生1「おらぁっっっ!」




"ペンギン"は近所の小学生に圧倒的な差で何回も負けてしまう


近所の小学生1「はー、はー、はー、ふんっ、やはり俺様最強!」


"ペンギン"「ジョ―」


近所の小学生1「次が最後だ!根性見せろ!」


"ペンギン"「ジョ―」


"ペンギン"はとぼとぼした様子でスタートラインに戻る


近所の小学生2「いくよ、よーい、ドン!」


すぐさま近所の小学生が"ペンギン"を置きざりにする


"ペンギン"は近くにスケートボードがあるのを見つける


近所の小学生1「はははっ、また俺様の圧勝だな!」


ビューーンッ!


近所の小学生1「ふぇ!?」


スケートボードの上にうつぶせになった"ペンギン"がうまくバランスをとりながらあっという間に近所の小学生を追い抜いてゴールする


近所の小学生1「な、なにーーーーー!!」


"ペンギン"「ジョージョ!」


近所の小学生1「おまえブーストは反則だろ!」


"ペンギン"「ジョ」


細い目で近所の小学生をニラみつける"ペンギン"


近所の小学生1「うっ、わ、わかったよ。それでもう一回勝負だ!」



近所の小学生2「よーい、ドン!」


ビューーンッ!


近所の小学生1「もう一回!」


ビューーンッ!


近所の小学生1「もう一回!」


ビューーンッ!


近所の小学生1「はー、はー、はー、も、もういっかい」


ビューーンッ!


近所の小学生1「はー、はー、はー、はー、や、、やるじゃねぇか」


"ペンギン"「ジョージョ!」


近所の小学生1「しょうがねぇ、、おまえはこれから俺たちの仲間だ!」


"ペンギン"「ジョージョ!」


近所の小学生1「おいみんな!これからこいつは俺たちの正式な仲間だ!いいな!」


僕はペンギンです。


僕はみんなに負けず嫌いだと言われました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る